津松菱、閉店した三交百貨店の有力5ブランド継承

百貨店の津松菱(津市)は昨年末で閉店した三交百貨店(三重県松阪市)に在籍していた外商部員2人を正社員として採用するとともに、婦人服など計5ブランドを継承する。閉店した同業から有能な人材や有力ブランドを即戦力として取り込み、営業を強化する。
 外商部員は2人合わせて年に1億円以上売り上げていた敏腕セールスマンで、2月10日から正式採用する。松菱は08年2月期に外商売り上げを前期見込みに比べ2億―3億円増やし、約20億円にする計画。松阪地区を中心に多数の優良顧客を抱える2人を起用し、同地区以南での外商販売をてこ入れする。
 継承するブランドは婦人服の「センソユニコ」「ギャラリーi(アイ)」「タカダファッションSサイズ」「J・プレス」と紳士カジュアルの「ラコステ」。松菱にとってはすべて新規ブランドで、低迷ブランドと入れ替える形で3月7日から導入する。メーカー側が契約社員として三交百貨店に派遣していた販売員約20人も松菱の売り場に移る。
日本経済新聞 - 2007/1/30