Webブランド力調査

ブランド力調査を実施している日経BPコンサルティングが800の企業WEBサイトを対象に実施した調査によりますと、2007年10月は、Yahoo!オークションが、はじめて4強入りを果たした。

日経BPコンサルティングの調査によりますと
1位は「Yahoo! JAPAN」(サイトブランド指数134.7)
2位は「楽天市場」(同116.3)
3位は「Google」(同111.5)で、前回の2007年7-8月に調査した時と変わりませんでした。

Yahoo!オークションYahoo!オークションは、1度以上アクセスしたことがあるユーザーの割合が、2006年10月の79.5%から順調に増加し、2007年10月には89.3%に達しました。サービスの改善や継続的な出品無料のキャンペーン行うなどが功を奏し、ユーザービリティや好感度、信頼度の評価がそれぞれ10ポイント以上も伸びたそうです。

10月1日に発足した日本郵政グループの「ゆうびんホームページ」は、前回の調査した時の31位から15位へと大きく躍進しました。大規模なリニューアルでユーザービリティが34.4ポイント増やして過去最大の伸びをみせました。好感度も13.2ポイント上昇しています。ユーザーからは、文字が大きく見やすくなった、使いやすくなった、料金などがわかりやすくなったなどの声が寄せられているそうです。

全国の大学でブランド商品を開発

ブランド商品を全国の大学で開発することが活発になってきています。東大や京大は、研究の成果を生かして独自の食品やお酒を開発し販売しています。東大のコンセプトは「高品質のものを」、京大は「親しみやすいものを」とそれぞれの大学としての個性を打ち出すという本格的な商品開発です。

東大の赤門のそのそばに、東大コミュニケーションセンターという東大のオリジナル商品を扱うお店があります。ここが「大学ブランド」を発信する場になっています。

東大コミュニケーションセンターでは、東大秘蔵の黒麹菌を使った泡盛「御酒(うさき)」やアミノ酸の研究から生まれた「東大サプリメント」といった人気の商品が並んでいます。

京大の大学生協が運営している京大カンフォーラでは、古代エジプトのエンマー小麦を使ったビール「ホワイトナイル」や尾池総長が開発に協力したアカデミックな味がする「総長カレー」があります。

大学ブランドの商品開発は、財政上の問題ではなく、研究の成果を世の中に示し、世界の中で存在感をアピールしたい、外部の人も利用できる開かれた大学にしたいと、いった思いからだ。

東大コミュニケーションセンターは、2004年11月にオープンし、リクルートから抜擢した副理事が大学の改革の一環として進めているものです。食品以外にも古代ハスを使った香水や防臭用の光触媒シートなど、100種類以上のオリジナル商品を開発し販売するに至っています。ここまで来ますと一般の企業の商品開発より柔軟な発想で開発されるため、ひょっとすると大化けする可能性を秘めていますので、企業も目が離せなくなってきています。

「愛あるブランド」愛媛のポンジュースを認定


ブランド価値を高めるために、ブランドの認定を行っている愛媛の「えひめ愛フード推進機構」は「えひめ飲料」のかんきつジュース「POM愛媛みかん旬ストレート100」などの5品目を「愛あるブランド」に加工品で初めての認定をしました。

えひめ愛フード推進機構は、愛媛県内で生産し、安全で安心が確保できる管理体制を持っていて、地域の特産であることなどの一定の条件をクリアした農林水産物を市場関係者や料理人、学識経験者などで構成されているブランド認定審査会が審査し「愛あるブランド」に認定しています。認定の期間は3年間で、商品に「愛媛産には、愛がある」の認証のマークを張って販売することができるようになります。今年度から認定の範囲を拡大し加工品部門も認定されることになりました。

えひめ愛フード推進機構が今年度に加工品部門で認定した商品は、かんきつジュース、裸麦みそ、ちりめん、じゃこ天、牛乳などで、愛媛県庁で認定式が行われ、愛フード推進機構から認定証明書を交付されました。