Xマス、若者を狙え──百貨店、商戦いざ本番


百貨店各社のクリスマス商戦が今週末から本番を迎える。若年層が主体になるクリスマス商戦は各社にとって、新しい顧客を取り込む格好の機会。「クリスマスムードが盛り上がるのが年々遅くなる傾向にある」(高島屋)ことから、購入意欲を刺激する売り場作りや商品開発に知恵を絞っている。

 高島屋大阪店は海外高級ブランドの商品を1カ所に集めた売り場「ラグジュアリークリスマスブティック」を設けた。普段は独立したショップとなっている「ブルガリ」や「グッチ」「カルティエ」「ティファニー」「ポメラート」の5ブランドの商品を見比べながら購入できるのが特徴。

 アクセサリーや革小物など10万?20万円の商品を中心にそろえ、20代のカップルや小さな子供のいる夫婦連れなどの呼び込みを狙っている。

 阪急百貨店梅田本店は今年初めて、クリスマスの販促に起用しているフランスの絵本キャラクター「リサとガスパール」のオリジナル商品を企画した。カバンの「キタムラ」と7種類の商品を開発したほか、アクセサリーでも9ブランドで17種類の商品を企画。スパークリングワインやケーキまで用意した。

【写真】高島屋大阪店が期間限定で設けた「ラグジュアリークリスマスブティック」

日経ネット関西版 - 2006/12/14