京都宝ケ池プリンスホテル、上級の「グランド」に──西武、滋賀は名称変更せず


西武ホールディングスが13日発表したプリンスホテルの新ブランド戦略によると、近畿では京都宝ケ池プリンスホテル(京都市左京区)を2番手のブランドに位置付け、来年4月1日に名称を「グランドプリンスホテル京都」に変更する。滋賀県内の3ホテルは3番手ブランドに分類した。

 新ブランド戦略は、最上級の「ザ・プリンス」と上級の「グランドプリンスホテル」の2ブランドを新たに設け、従来の「プリンスホテル」よりサービスや設備の質を高める内容。「ザ・プリンス」には東京プリンスホテルパークタワー(東京・港)など4ホテルを、「グランド」には京都宝ケ池や赤坂プリンスホテル(東京・千代田)など5ホテルを選び、それぞれ名称を変更する。

 京都宝ケ池プリンスでは現在、来年3月末の完成に向け約22億円をかけて客室や宴会場などの改装工事を進めている。最上階の8階は専用ラウンジなどを配置する「エグゼクティブフロア(仮称)」とし、「ザ・プリンス」とほぼ同じサービスを提供する方針だ。

 滋賀県内の彦根プリンスホテル(彦根市)、大津プリンスホテル(大津市)、奥琵琶湖マキノプリンスホテル(高島市)の3ホテルは名称を変更しないが、新たに策定した「プリンスホテル」ブランド共通のロゴマークを来年4月1日から使用する。

【写真】京都宝ケ池プリンスホテルが最上階に設ける「エグゼクティブフロア(仮称)」客室の完成予想図

日経ネット関西版 - 2006/12/14