シチズングループ、小型精密モーター分野強化で「千葉精密」を子会社化

 シチズングループは29日、小型精密モータ分野の事業強化を目的として、千葉精密の株式の95%を取得し、同社を完全子会社化すると発表した。千葉精密の発行済み株式のうち、シチズン時計が50%、狭山精密工業が44.9%をそれぞれ取得する。

 両社は今後、モーター事業を中心とした高付加価値の製品開発に取り組む。千葉精密の高い開発力と、シチズングループのブランド力や生産技術力などを融合し、製品力と販売力の強化を図る。

 両社合わせて32億円の現モータ事業を、5年後には100億円の売り上げ規模にまで拡大することを目指す。また、シチズングループが保有する幅広い製品や技術と相乗効果を狙い、新たなビジネス領域の開拓も模索していくという。

知的財産・特許に関するニュース - 2007/4/2