着物素材で新ブランド 金沢おぐら座が創設

日本舞踊家元で舞踊ライブハウス「金沢おぐら座」(金沢市)の孝藤万里子代表が、着物の素材を生かした商品の新ブランド「BANLEE(バンリー)」を創設。第1弾として石川県の伝統工芸を組み込んだ高級ビジネスバッグの商品化を進めており、来年3月にも販売を始める。
 ビジネスバッグは、表面に着物の帯の生地を使った和洋折衷のかばんで、9月から試作を続けている。
B4判の書類が入る大きさで、裏地に持ち手の接続に山中漆器を用いる。和服で出掛ける機会が多い女性の需要を見込む。1987年に「孝藤まりこ社中」を結成し、国内外で公演活動を展開している。
万里の長城が由来という名前から。
将来は財布や手ぬぐいなどの商品化も視野に入れている。