世界各地に「ラスベガス」・政府の誘致活発

【ロサンゼルス=猪瀬聖】カジノを核に、豪華ホテルや有名シェフのレストラン、高級ブランド店、大劇場などを備えた米国のラスベガス型のリゾート地建設が、アジアや欧州など世界各地で一斉に進み始めた。経済成長に伴う新たな富裕層の誕生などが背景。家族連れでも楽しめて経済効果が大きいことから、各国政府や自治体も積極的に誘致している。

 昨年カジノを解禁したシンガポール政府は8日、同国が進める「カジノ総合リゾート開発」第2弾の落札結果を発表した。米映画テーマパークのユニバーサル・スタジオなどを含む大型リゾートをマレーシアの企業グループなどが2010年をメドに開業させる。

日本経済新聞 - 2006/12/16