ITブランドのグローバル度:「ノキア」が高評価

 サーチナ総合研究所と株式会社野村総合研究所(NRI)が共同で実施した調査によると、世界の主要IT・デジタル系ブランド18社のうち、中国の一般消費者が最もグローバル度が高いと感じている企業は「ノキア」となった。第2位以下は、「マイクロソフト」「モトローラ」と欧米系が続いており、アジア系では「サムスン」の第4位が最高、日系では「ソニー」が6位となっている。

  調査は新秦商務咨詢(上海)有限公司(上海サーチナ)を通じて2005年11月1日から23日の期間に行われ、北京市、上海市、広東省を中心とする中国全土のモニター約7000人から有効回答を得た。

  調査対象となったのはノキア、モトローラ、マイクロソフト、IBM、聯想(レノボ)、ソニー、サムスンなど18社で、そのうち日系企業は8社。各企業のブランドイメージについて、グローバル度が高いかどうかを尋ね、「非常にあてはまる」と「あてはまる」の合計を比較した。

  トップの「ノキア」(88.0%)をはじめとする上位3社はいずれも欧米系企業だが、中国大陸にも積極的に進出しており、こうした動きが評価された形だ。中でも「ノキア」は世代、地域、所得を問わず高い支持を獲得。地域別では「北京市」(90.1%)、月収別では「3000?3999元」(91.0%)で9割以上の回答を得るなど、その高いブランド力を示す結果となった。

中国情報局ニュース - 2006/12/14