NEC、再生パソコンの出荷体制を増強?年産1.5倍の4万台に

NECは再生パソコン「リフレッシュPC」の出荷体制を増強する。NECパーソナルプロダクツ(東京都品川区)の群馬事業場(群馬県太田市)で、年産能力を2万6000台から約1・5倍の約4万台に引き上げた。環境問題を背景に再生パソコンの販売は好調で、今後も需要拡大が続くと判断。手狭になった同事業場を拡充した。これにより再生パソコン事業の売上高で07年度には前年度見込み比34%増の26億8000万円を目指す。



 再生パソコンのバックアップ媒体を作成する装置「DVDライター」の導入に約700万を投じた。また、手作業が中心のラインでは作業人員を約20人増やし、販売状況に応じて追加を検討する。出荷体制を整えたことから07年度までに年間4万台の販売を狙う。



 NECは子会社のNECパーソナルプロダクツを通じて再生パソコン事業を展開。個人や会社から使用済みのパソコンを買い取り、群馬事業場の専門ラインで再生して「リフレッシュPC」として量販店で販売する。

朝日新聞 - 2006/12/14