三共生興リビング、和調ブランド発信

寝装寝具の三共生興リビング(大阪市、安川太郎社長)は来春夏企画から、新ブランド「風人倶」(ふうじんぐ)を本格的に立ち上げる。?自然、人、物?を調和させたブランドとして打ち出すもので、特に?日本の良さ?をくみ込んだデザイン、スタイルを意識している。そのため、テイストは和調を切り口に、ターゲットは団塊世代の高感度な女性とする。特徴的なのは素材感。天然素材使いで自然な風合いを表現しており、使用素材はシルクやカシミヤなど。これらの素材は、ジャカードなどの織物産地として知られる富士吉田との連携から提案する。いずれの素材とも品質には徹底的にこだわり、寝装分野では珍しい和紙使いも用意している。素材感度をアパレル並みとすることで価値観はさらに高まるという。今後は機能性を追求した素材も提案する予定。

日本繊維新聞 - 2006年12月5日