原宿「ラップネットシップ」が限定アート店に?シリーズ化へ

 昨年4月に移転リニューアルし、国内アーティストやファッションブランドなどの作品を紹介してきた原宿のアートスペース「ラップネットシップ」(渋谷区神宮前1、TEL 03-5411-3330)は1月18日より、新プロジェクト「On Wheel(オン・ウィール)」の第1弾イベントを開催している。

 イラストレーターやデザイナーなど、これまでにも同スペースで作品を発表してきたゆかりのクリエーターを集め、毎回異なるテーマで各作家制作による作品を展示・販売する独自企画。イベントタイトル中で「車輪」を意味する「Wheel」は、車輪で移動する「アートストア」をイメージしたという。

 第1回目となる今回は、雑誌「spoon.角川書店)の編集者らスタッフとのコラボレーションによるもの。取材先で訪れたフランスや北欧諸国で購入した雑貨を紹介し販売。会場には蚤の市で仕入れた切手や絵本などのビンテージ品や陶器の皿、カップなどがそろう。

 今回クリエーターが出品したのは、独自のイラストをプリントしたブックカバー(真珠子さん)やマグカップ(プチグラパブリッシング)、ピンバッチ(現代美術二等兵さん)など。雑誌や広告などでも活躍するイラストレーター、安斎肇さんや奥原しん子さんら人気作家も参加している。イラスト原画やサイン入り本などの限定品も。

 「On Wheel」はシリーズ企画として今後もイベントを開催する予定。「移動するアートストア」のコンセプト通り、他会場での開催も視野に入れているという。入場無料。2月12日まで。

シブヤ経済新聞 - 2007/1/19